社会医療法人有隣会 東大阪病院(大阪市 城東区)

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[大腿骨骨折(脚の付け根・太ももの骨の骨折)について]
脚の付け根・太ももの骨を骨折(大腿骨骨折)の治療・手術・入院・リハビリ

手術後に注意しておくことはありますか?

大腿骨骨折の術後は、次のような合併症に注意しておく必要があります。

感染症

ごくまれですが、手術部位に菌が入りこみ化膿することがあります。この場合は、再度手術して膿を取り除いたり、骨の固定に使用した器械の抜去が必要になる場合があります。一般に感染は術後1年まで起こるといわれています。入院中には、感染予防のために抗生物質の点滴を行い、定期的な血液検査を行って、感染が無いかどうかを調べます。
また退院してからも、手術部位の痛みが増強したり、赤く腫れ上がったりした場合は、主治医のいる病院へできるだけ早く受診することを忘れないでください。

脱臼

これは、人工物に置き換える手術(人工骨頭挿入術、人工股関節全置換術)の後(特に~6ヶ月後まで)に起こりうるものですが、脱臼は股関節を過度に曲げたり、捻ったりした時に起こることがあります。 ひとたび脱臼が起こると、繰り返して起こりやすくなるので注意しましょう。手術の方法によって、脱臼しやすくなる運動方向や運動の程度が違うので、主治医やリハビリの先生などから正しい動作方法を聞いておくことが重要です。頻回に脱臼する場合は、脱臼を予防する装具などをつけるときもあります。
術後3ヶ月以降は特に制限なく運動等も可能な状態になられる方が多いです。
当院では、気を付けないといけない運動に対して、どう動けばいいかが分かるように、パンフレットを用意しています。
また、当院で施行している人工関節は脱臼が少ない方法で行なっておりますので、術後3ヶ月以降は特に制限なく運動等も可能な状態になられる方が多いです。 

▼ 東大阪病院で使用している置換術後の患者さん用のパンフレット

東大阪病院で使用している置換術後の患者さん用のパンフレット

人工関節の弛み

人工物に置き換えた場合には、耐用年数が存在します。入れ歯が緩むのに似ています。主に人工物と骨との間に弛みができて、人工物が骨を削ることが問題になります。骨が削られるわけですから、痛みがでたり、人工物の先端が骨に当たって骨折をきたしたりします。ひとたびこのようなことが起これば、一度目の手術よりも大きい再置換手術が必要となります。人工物に置き換える手術をうけたかたは、先生から指示のあった受診日には必ず受診をお願いします
しかし、当院で施行している人工関節は弛みが少なく、通常20〜30年耐用できる手術を行なっていますのでご安心ください。

深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)

これも下肢の骨折、手術後に特に起こる合併症ですが、怪我をした後や、手術中・術後に体を動かさずに寝ていると下肢の静脈の流れが悪くなって血液の塊(血栓)できることがあります。血液の塊で血液の流れが更にわるくなって、ふくらはぎを中心に足が腫れたり、痛みを感じたりすることがあります。さらに問題なのは、その血栓が血流に乗って、肺や脳に流れ込んで血管を詰まらせることがあります(塞栓症)。これは命に関わる重篤な合併症です。これを予防する為に、血栓予防薬の投与、弾性ストッキングの着用などを行います。

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