[大腿骨骨折(脚の付け根・太ももの骨の骨折)について]
脚の付け根・太ももの骨を骨折(大腿骨骨折)の治療・手術・入院・リハビリ
入院中に家族がしておくことはありますか?
退院されるまでには、数週間~2カ月ほどかかります。その間に家族など介護される方は、退院後の準備をしておく必要があります。
まず、介護保険をもっていない方は介護保険の申請や、もっている方も治療の状況により区分の変更手続きを行うことをお勧めします。
また、移動能力が低下している場合、退院後の転倒を予防するために、室内を移動しやすいように廊下や階段に手すりをつけたり、段差を小さくしたりしておく必要があります。
また、杖やシルバーカー、車いすといった介護道具の準備も必要かもしれません。
これらの中には、介護保険を利用すれば用意できるものもあります。ご本人様の能力によって必要な場所や物が違いますので、事前にリハビリ担当者(PT/OT)やケアマネージャーさんなどに相談しておくことをお勧めします。
手すり類をつけることでかえって廊下が狭くなり、歩行や介助がしにくくなるということもあるのです。
カンファレンスにて、ご家族へ必要なことのご提案をさせていただいています。
担当療法士や看護師、社会福祉士(MSW)からも情報提供させていただきますので、まずはご相談下さい。