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作業療法士がプロデュースした集団活動とは?
2019-10-11【カテゴリー】OTの仕事

管理職ブログチーム作業療法士Sですニコニコ

今日は、作業療法部門で今年チャレンジしたことをご紹介したいと思います。 

それは、グループワークです。 

普通、病院での作業療法提供はマンツーマンなのですが…

患者さんは入院中や、退院した後に、デイケアなど集団の中で生活することがあります。 

人が集まると、そのメンバーやそこでする作業によって、いろんな行動が生まれます。
やる気が引き出されたり、ちょっと気を使ったり。。。
作業療法では、その人や作業の力を利用して、患者さんの能力を引き出したいと考えます。

ただ、病院の療法士の仕事では、なかなかその機会がありません。 
そこで、年に数回当院ではグループ活動を計画して行うこととしていました。
昨年は、回復期リハビリテーション病棟のフロアで病棟のスタッフも一緒に手伝ってもらうスタイルで開催しました。

今年は、もう一度本来の趣旨から見直して、やるのかやらないのか、やるとしたら当日行う活動や方法を考えようということになりました。

結果は

開催場所は作業療法室で、運営は作業療法士のみで行うこととしました。

活動も、今までは

「先に行う活動を決める」     

       ↓

「患者さんを選定する」としていましたが 

今回は、

「先に日程と参加する患者さんを選定」 

       

「患者さんに獲得して欲しい事から適した活動を選択する」へと変更しました。 

活動に患者さんが合わせられるのではなく、患者さんの能力を引き出すデザインになったのではないかと思います。 

これ、作業療法の職員で考えてくれたんですよ。

とっても患者さん思いで素敵じゃないでしょうか? 

最後までお読みいただきありがとうございました。

*無断転載禁止 
文責:作業療法士S 

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