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緩和ケアにおけるリハビリテーション
2018-3-16【カテゴリー】チーム医療でできたこと

みなさんこんにちはニコニコ

リハビリテーション部管理職ブログチーム作業療法士Kです。

今回は、3月という今年度最後の月ということもあり、1年の振り返りをさせていただきます。

「緩和ケアにおけるリハビリテーション 平成29年度の結果報告」

私はリハビリテーション部の緩和ケアリハビリテーション課責任者としても活動させて頂いています。
今年は、我が東大阪病院で、緩和ケア病棟で行われているリハビリをより多くの方々に知って頂き、現状を維持しながら、緩和ケア病棟でのリハビリに興味を示して頂き、一緒に働いていきたいというスタッフが増えればという願いも込めて・・・
一年間の計画をたて、実行してみました。

まず、院内では、リスク管理を考えたリハビリテーションの実践を行うため、部内研修にて5月にリハビリ部部長より「がんリハとリスク管理」の講義を開催して頂きました。私自身も10月に「緩和ケアリハでの実際の作業療法士の関わり」を今年度入職者対象に聞いていただきました。
また、リハビリ部内での全体ミーティングで、言語聴覚士主任による「緩和ケア病棟リハビリの言語聴覚士の実際の関わり」も発表して頂きました。

1月には、緩和ケア病棟担当理学療法士2名と作業療法士1名と一緒に、大阪国際がんセンターで行われた勉強会に参加しました。メインは勉強会後の振り返りと称した飲み会ですが(笑)楽しく学ぶことも重要ですよね。

現在、部内でアンケートを実施中で、アンケート結果から、リハ部内の小さい声をさらにひろっていければと考えています。

院外では、9月に京都で開催された介護労働講習(実務者研修)「終末期の介護」の講義(介護士さん向けの講義)をさせて頂いたり、10月は八尾徳洲会病院で行われた中河内カンファレンス(医療者対象)にて「当院緩和ケア病棟におけるリハビリテーションの実際」を主治医の先生と主担当看護師さんとで発表。11月には、大阪府立大学の作業療法学生3年生に向けて、2コマいただき、「ターミナルケアを必要とする対象者への作業療法評価と実際の関わり」という内容で講義させて頂いたりと、内容はともかく(恥笑)割と精力的に活動出来たと振り返ります(笑)

最後に、私自身リハビリテーション職種の中には、リハビリテーションとは機能訓練する事、回復する患者さんにしか興味を持てないスタッフも存在すると感じていますが、私はがん患者さんを通じて、リハビリテーションとは機能回復だけでなく、さらに深く大きなテーマである、ご本人・ご家族の自己実現・ご希望に寄りそう!なぜそれがしたいのか?なんのためにリハビリを行うのか?などの意味を常に考えさせられています。
その人なりの質の追求とその維持、そして大切にしていることが、入院中や退院後の活動・参加につながる・つなげるのもリハビリテーションの魅力と勝手に解釈しています。

今後も少しでも、患者さんのために作業療法がより具体的で実践的であるように精進していきたいと思います。

改めて、緩和ケアに関わらせて頂き、色々な発見と考え方を学ばせて頂いた経験を下に、
今後も自分に対して振り返りを忘れず、挑戦していきます。
お世話になった患者さん、先生方々に対して
この場を勝手に御借りしまして、感謝の気持ちを示したいと思います。

ありがとうございました。

文責:作業療法士K          
*無断転載禁止

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