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2026年度も症例検討会を開催!
2026-7-9【カテゴリー】PTの仕事/OTの仕事/STの仕事/リハビリ部 部長より

本日は、症例検討会についてご紹介します。

症例検討会は、日頃担当している患者さんへの関わりを振り返り、より良い支援につなげるための学びの場です。

言語化することで、関わりを整理することになるし、自分が見れていなかった部分に気がつけたり、いろんな対応方法の引き出しを増やせたりします。

当院では、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)それぞれの職種ごとに、さらにPT・OTについては経験年数に応じて「若手グループ」と「4年目以上グループ」に分けて発表の機会を設けています。

◇症例検討会の実施状況◇

PTOTST
4年目以上
急性期・回復期合同
4年目以上 
急性期・回復期合同
急性期ST全員
3年目までの急性期PT3年目までの急性期PT回復期ST全員
(不定期、資料省略)
3年目までの回復期PT3年目までの回復期PT

PT/OTの4年目以上の部は合同ですので、いつもは担当しない疾患の話も聞けて勉強になります!

若手グループの症例検討会

若手グループは3年目までの療法士が対象です。

1年目は年に3回、2年目は年に2回発表します。1年目の方の発表では、初回と2回目は技術指導を指導する先輩にフォローも受けながら準備しますが、3回目は自分一人でやっていきます。

患者さんの課題について、その分析や、自分はそれをどう考えたのでどう介入しようと考えたかを言語化していくのは、簡単ではありませんが、2回目3回目と回数を重ねるうちに、各スタッフ思考が深まっているのが良く分かります。

「評価結果をどう解釈したらよいのか」「介入方法に悩んでいる」「なかなか変化につながらない」など、日々の臨床で感じている疑問や悩みを率直に共有しています。一人で抱え込まず、仲間と一緒に考えることで、新たな視点や気づきを得る機会となっています。

直近の検討内容は…

<PT>

大腿骨転子部骨折後の立脚初期から中期にかけて安定性が低下している症例への関りで、不足している評価や、他に検討すべき問題点がなかったかの検討

・クモ膜下出血術後患者への歩行時の膝関節痛・歩行異常に関しての足底板療法について

・夜間せん妄を認めた骨折患者について、介入回数の工夫で活動量増加できた方について

<OT>

・高齢骨折患者のOT介入でんわり拒否をされる方へどのようにかかわるかの検討 ・高齢独居の方で住宅改修ができない場合に、安全に段差昇降ができるようになるために

OTができることの検討

・左右どちらの下肢にも痛みが発生するケースのしゃがみ込みや立ち上がりの方法検討

(OT回リハでの検討の様子)

4年目以上グループの症例検討会

一方、4年目以上のグループも、年に1回必ず発表します。

複雑な症例を担当しているので、似たような症例を見ても、経験を積んだ療法士それぞれに異なる視点や多角的な視点、分析をしていて、その考え方に触れることは大きな学びとなります。

症例検討会の魅力は、「正解を発表する場」ではなく、「一緒に考える場」であることです。発表者だけでなく参加者も意見を出し合いながら、患者さんをより深く理解するための視点を広げていきます。

(PTでの検討会の様子)

(グループワークも取り入れながら検討)

また、先輩療法士がどのような情報に着目し、どのような仮説を立てて治療につなげているのかを学ぶことができるため、若手療法士にとっては臨床推論を身につける貴重な機会にもなっています。

患者さん一人ひとりの生活や思いに寄り添うためには、知識や技術だけでなく、「考える力」を磨き続けることが欠かせません。

これからも症例検討会を通じて、互いに学び合い、成長しよりより治療提供に努めていきます。

直近の検討内容は…

<PT>

・重度の失語症や右USNがある方への活動参加の再構築に向けた介入で、機能訓練導入についての検討

・脳血管疾患術後症例についての歩容改善に向けて

<OT>

・座位や歩行時に痛みを強く伴う患者の排泄動作獲得について、移動の方法やベッド回り環境も含めての検討

・職員への問題言動が強い方へ、言動をBPSDととらえて介入可能な背景から介入した関りについて

・外傷性くも膜下出血後者へ、早期から目標を可視化・共有して進めたことで、希望する生活動作の再獲得に至った方への振り返り

STでの過去の症例検討内容(回復期リハ病棟)

  • 軽度失語症と同時注意の低下や遂行機能障害を認めた80歳代の方へ、自宅復帰に向けてのご家族の希望に向けての関りを相談
  • 左同名半盲・失読失書を認めた、脳梗塞の方について、職場復帰を目標に机上課題から実際のPC操作までを都度検討。職場とのやり取りについてもどのように進めたらいいかの相談、検討
  • 上下肢に麻痺はなく、嚥下と音声障害のみある患者様。経口摂取が困難で、急性期病院で胃瘻造設されていた。VF検査を併用し、水分はとろみが必要だったが、軟飯・軟菜での3食経口摂取が可能となった。折々、ST内で相談をしながら進めた。

各チーム、それぞれに同僚や先輩など他者に相談したり、意見をもらうことで、治療の糸口や工夫が見えてくるように思います。

このように、相談できる場があることは、自己研鑽にも、患者さんのためにも効果的だと思っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。 

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