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呼吸療法認定士を目指した理由は? 
2024-1-5【カテゴリー】PTの仕事/リハビリ部 部長より/キャリアアップの秘密

当院では、専門的な資格を持った療法士がたくさん在籍しています。例えば認定理学療法士や3学会合同呼吸療法認定士などです。一般的な業務ができるようになり、さらに専門的に技術を高めようと、それぞれ目標をもって興味のある分野の研修会に参加したり、資格取得を目指したりしています。
今回は、急性期病棟で働く理学療法士Mさんにインタビューしてみました。
Mさんは、後輩指導や退院調整を行うカンファレンスに参加するなど、現場で活躍してくれています。

質問1.3学会合同呼吸療法認定士の資格を取得したいと思った理由は何ですか?どういうことをしたくて、どういう状態を創りたいと思いましたか?

東大阪病院は、対象者として肺炎や心不全の高齢者が多い為、より適切なフィジカルアセスメントを行えるようになりたいと思い、自己研鑽の一環として資格取得に取り組もうと思いました。
*認定呼吸療法士受験には関連の学会や講習会に参加し一定のポイントを獲得すること、規定の臨床経験を満たすことなどが必要です。最新の2022(令和4)年に行われた第27回試験では、受験者数3,868人中合格者は2,648人。合格率は68.5%。簡単に合格するものではありません。

質問2.3学会合同呼吸療法認定士取得前は、どんな状態でしたか?

私は、中途入職で東大阪病院に勤務することになったのですが、以前の職場では呼吸器疾患・循環器疾患に関わることが少なかったため、当院で働き始めた当初、自信をもって患者さんに関わることができていませんでした。
その状態を克服したいと思い、入職してすぐに資格取得を考えるようになりました。

質問3.3学会合同呼吸療法認定士の資格を取ってみて、実践してみて、日々の仕事やご自身にどんな影響がありましたか?

患者さんの病態把握が適切にできるようになりました。血液データや画像所見などを解釈するのも早くできるようになり、その対象者の状態に応じて、その時必要な運動療法の設定ができるようになったと感じています。例えば、まだ離床できない方でも、ベッド上でその時期にできることに気が付けて、実施できたり…といったように提供できる治療の幅が広がりました。

質問4.仕事でやり甲斐を感じる瞬間はどういうときですか?

退院後の生活を想定してリハビリに取り組んでいた患者さんが、入院中に日常生活動作が自分でできるようになられて、喜んでもらえたときにやりがいを感じます。
介入当初、呼吸器管理をされていて、全身に筋力低下があった患者さんで、最終的に自宅退院できた方がおられました。車椅子に乗れるようになり、歩行器へと移行していく中で、病棟内でいかに動いてもらう環境を作るかを考え、早期から介助量を看護師と共有したりして、最終的には独歩が可能になって、娘さんが同居されて、自由に動けるようになってもらえたことがとてもうれしかったです。

質問5.未来の仲間へ一言!

この職場は、先輩後輩関係なく、尊敬できるセラピストがたくさんいるのでみんなで成長できる環境だと思います。
一緒にスキルアップを目指しましょう!

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社会医療法人有隣会 東大阪病院

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文責:作業療法士 椎木、 理学療法士M
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2024年1月5日投稿

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