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退院後も食べる事は自分で準備できるようになりたい
2019-8-17【カテゴリー】OTの仕事

甲子園も開幕し、いよいよ夏本番やしの木

甲子園好きで有名な当院の某リーダーもはしゃいでおりますニコニコ

皆様につきましては、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。水分補給をこまめに行い。十分な休息を心がけましょう。

リーダーブログチーム作業療法士 Iです。

さて、今回は作業療法士らしく調理訓練を実施しましたのでその風景も合わせて紹介したいと思います。

調理訓練を行う目的は様々ですが、主にご自宅に帰られた際に食事の準備が安全に行えることを目標に行います。

もちろん、食材の買い出しも訓練の一つです。

一例として。。。

 ・食材や調理器具を移動させることができるか

 ・安全に台所の移動が出来るか

 ・立ったままフライパンなどが安全に行えるか

 ・家電の操作が行えるか

 ・火の管理が行えるか

などの評価を行います。

先日、担当患者さんと調理訓練を行いました。

メニューは「シシカバブー」です。

シシカバブーとはインド料理であり、スパイスを効かせたひき肉を棒に巻きつけて焼く料理です。本人様がご自宅で作られていたとのことでこのメニューにしました。今回、使用したスパイスはオリジナルで考えられたレシピであり、合いびき肉にパプリカの粉と卵を混ぜたものを割りばしに巻きつけ、トースターで焼きました。

私も作った事のない料理でしたので、完成するまでドキドキしていました。

今回の訓練テーマは

 「腰の痛みを考慮した料理方法をご自身で考えて体験して頂く」でした。

 ・座ってできる作業は出来るだけ座って行う。

 ・どれくらいの作業であれば痛みなく行えるかを知る。
 (調理だけでなく、片付けやほかの作業に影響が及ばないか)

工程としては

 ① 使用する調理器具や材料は机に用意する。

 ② 座って調理

 ③ レンジまで運ぶ

工程としては少ないですが、いかに手間をかけずに腰に負担をかけずに簡単に調理をするかを考えました。

準備から片付けまで1時間で行い、本人様からも「これならできそう」とのコメントをいただきました。

次回はさらに工程を増やし、立ったままの作業や移動が伴う作業を含むメニューで行う予定です。

食事の準備は自宅に帰った際には必ず1日3回必要な作業になります。また、24時間の生活の中の作業の1つであり食事の準備だけでヘトヘトに疲れてしまっていては生活が成り立ちません。患者さん一人ひとりの生活を考えて動作方法を提案できればと思います。病院の環境で安全に行えても、御自宅の環境で再現できなければ意味がありません。こちらが一方的に指導するのではなく、ご自身の身体の状況や気をつけないといけない事を考えて動き、臨機応変に対応して頂けるようになり在宅生活に戻って頂きたいと考えます。

閲覧ありがとうございました。
尚、患者さんより写真掲載の許可をいただいております。

文責:作業療法士I

※無断転載禁止

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