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作業療法 : 新しい上肢機能評価ツール 新しい手指機能評価ツール
2022-1-7【カテゴリー】OTの仕事/POSの本音

作業療法の新しい上肢機能評価ツールと新しい手指機能評価ツールが加わりました。

上肢機能評価ツールと手指機能評価ツールには様々なものがあります。

当院には、STEF(簡易上肢機能検査)やARAT(Action Research Arm Test)*があり必要時に活用しています。
今回、お知り合いの作業療法士が所属する施設より手指機能評価・訓練で活用されている4種類の評価キットをお借りすることが出来ました。機能の改善の程度を把握できます。また、機能訓練に活用できます。治療内容がより、患者さんの状態に適したものになるように活用できたらと思います。

*ARATについて書いたブログは コチラ 





新しい評価ツールの紹介


1)ボックス&ブロックテスト
脳血管疾患などにより、障がいを負った上肢の世界標準的な機能検査が行え、標準値と被験者のテスト結果を比較して評価可能です。脳卒中などの疾患に対し、リハビリテーション効果判定に適しているとされています。テストだけでなく、認知課題や、巧緻動作訓練にも使えそうです。



2)パーデューペグボード
 (Purdue Pegboard Test)

パーデューペグボードは、組立や梱包などの手作業に対する巧緻性を評価するテストで、職業適性テストとして国際的に利用されています。ピンやワッシャーといったいくつかの部品から行う決められた作業を繰り返し行い、1分間実施、それを点数化し、評価基準値と比較していきます。



3)9ホールペグテスト

9本のペグで行う簡易ペグテストです。

運動協調性や視覚と手の協調性の評価、簡単な指示を理解する能力の評価などを行うことが出来ます。日本国外で多用されている検査のため、先行研究との比較にも利用されるそうです。検査は短時間で行えることが特徴です。スクリーニング評価などにも使えそうです。



4)グルーブ・ペグボード


本体には、25個の溝のついた穴が配置されています。
丸い穴ではないので、かぎ型のペグを各穴に合うように回転させて差し込みます。腕や指の動きが必要になるのと、形を判別して行動に結びつける必要があるので、他のペグボードよりも手先の器用さや複雑な視覚運動協調性が必要となります。

まだ、実施したことがない検査ばかりですので、まず、各自が道具の事をよく知っておく必要があると思っています。新型コロナウイルス感染症対策にも配慮し、対面での勉強会はまだまだ以前のようにできておりませんが、感染対策もしながら作業療法士向けに体験会が出来たらと考えています。

新しい知識を学べることや、学びを治療に活かして、患者さんをよりよくできることは、うれしいことです。今年も、引き続き頑張っていきたいと思います。

2022年1月7日現在、作業療法士の既卒者を2名募集中です。
2023年10月に新病院がOPENします。
そのための増員です。一緒に新しい病院で働きましょう♪

ご興味のある方は コチラ をご覧ください。

*無断転載禁止
*文責:作業療法士 椎木

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