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認知障害患者さんへの関わりで工夫している事
【2021-04-09】カテゴリー:OTの仕事、リハビリ部 部長より

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リハビリテーション部 部長 椎木です♪


全国よりも少し早く緊急事態宣言を解除した大阪は、3月末から再び患者数が増加して、第4波の兆しです。院内でも、今一度感染対策徹底を呼びかけています。 

 

花粉症や黄砂など、うっかり目を触ってしまいそうになる季節ではありますが、粘膜からウイルスを持ちこんでしまう可能性にもなりますので、今一度気を付けていきましょう。 

 

さて、今日は


「認知障害患者さんへの関わりで

工夫している事」

についてお伝えします。


入院患者さんの多くが高齢者ということもあり、記憶や見当識(日付や季節、場所などが分からなくなる)の低下といった認知障害を持っている患者さんが多いです。
そのリハビリで困ることというのが、「リハビリをしたい方ばかりでない」ということ。
いわゆる、リハビリ拒否なんてことがあります。


 

患者さんの側から すると


 そもそも入院したという記憶もあいまいなので、さらにリハビリと言われても…


 入院の原因は、内科疾患の増悪とか、転倒による骨折等が多く
身体もしんどいし、痛いし、どこかわからないところに連れられて…

 

といった状況ではないのでしょうか? 

 

でも、その患者さんにはリハビリでベッドから起きてもらったり、
練習することは必要なんですよね。


そこで、説得しても全く効果的ではないのです。

 

 


では、どうするか?? 

 

 

 

疾患に対しての必要な訓練はやらなくてはいけませんので、そのために、患者さんの理解できる情報提供の方法を工夫します。
訓練となると、なんだか知らない人がやってきて何かさせられる!!と抵抗してしまう方だと、生活の流れの中に入り込んで訓練を意識させないで関わったり。 

 

病状が落ち着いて来たり、何度か顔を合わせているうちに認識できるようになられたりすると笑顔が増えたり、リハビリと言っても嫌がったりされなくなることも多いです。 

 

先日まで担当していた方だと、

骨折の痛みで終始怒りっぽく過ごされていたのに、車いすに誘うと乗れるようになり、お若いころのお話しが出来るようになりました。

 

また、勝手に動いたら怒られるからとベッドから離れるのを嫌がっていた患者さん。トイレだけ行ってみましょうと、リハビリを意識させずに関わっていると嫌がることは減って、毎日会いにてくれるということの認識が生まれてきて、
「私は忘れっぽいの、でもみんな来てくれるから覚えなくっちゃ」と患者さんなりに一生けん命に名前を覚えようとされたりしてくださいます。


元気になってくると、このご時世ですね、「あの悪い風邪はどうなったの?」とちゃんとコロナの事も知っておられ、話されたりということもあります。

 

 


ご家族と面会できなくて、不安な方も多い中ですが、しっかり元気になっていただき、1日も早く元の生活へ戻っていただけるように支援したいと思っています。

 

私たちも仕事をしていると気持ちがしんどくなることがありますが、患者さんの笑顔や患者さんが元気になられたり、痛くてつらいと言っていた方が、ゆっくり過ごせるようになられたりと、何かしらお役に立てたかなと思えることで、元気が出ます。

 

4月は、リハビリ部門に新しい職員が7名入職してくれました。


一緒にお仕事させていただくのが楽しみです♪

 

最後までお読みいただきありがとうございました。 

文責:作業療法士 椎木
*無断転載禁止 

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