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リウマチのリハビリテーション 作業療法士(OT)のアイデアを活かして
2020-11-18【カテゴリー】OTの仕事

管理職ブログチーム 部長の作業療法士 椎木です。

大阪でも一日の新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加しており、全国的にも過去最高となっています。東京都でもついに過去最多の493人と報道がありました。

リハビリテーション部門でも、感染症対策について今一度確認を行い、予防に努めています。 

さて、今日は急性期部門作業療法士(OT)が患者さんに提案させていただいたナイスアイデアのご紹介です。

もしかすると在宅生活でも使っていただけるかもしれません。 

どんなアイデアかというと・・・・・・・

靴を履きやすくするための工夫です。

ほんの一工夫で履きやすく、脱ぎやすくなったんですびっくり

必見です!!

よく患者さんが使っておられるリハビリシューズ。

足部をいれて、甲のところをマジックテープで留めます。

ただ、このマジックテープ、細かな操作が必要ないので便利なのですが、一方で、すぐにくっつく。

足先を入れる時にも、靴下の素材によっては、靴下にくっついてしまって…なんてことがありますえーん

そのため、うまく履けたときは良いのですが、そうではなく、くっついてしまうと、なかなかはがすことが大変で、どうにもこうにもいかない状況になってしまいますえーん

手足に筋力もあって、スムーズに使える場合は問題ないのですが、
骨折などで足の力が弱ってしまい、うまく足を靴に入れることができない場合やリウマチで手の力が弱くなっている場合は、この少しのことが大変になります。

今回行った工夫は、

このマジックテープの一部分を

「ビニールテープで隠す」

というもの。

これによってほんの少し、くっつきにくくなり、はがしやすくなります。 

さらに操作しやすい様に、靴ベラをそばに置いて、靴をちょうどいい位置に寄せたり、マジックテープを抑えたりできるようにと考えました。
靴ベラもちょうどこの長さ、形状が使いやすいとのこと。

しかし、置く場所によっては使いにくい場合もある・・・・・

考えて、試した結果、上写真の位置がちょうど使いやすい場所ということが分かりました。

マジックテープも靴ベラも、靴ベラの位置も患者さんに好評でしたウインクグッ

骨折している足は動かすのがやっとで、思い通りの場所には動いてくれません。そのため、靴ベラを使いつつ、うまく靴の中に足をいれられるように調整しながら履けるようになりました。

脱ぐときも、「このテープのおかげで脱ぎやすいのよ」と、言ってくださいました。

患者さんは、元々リウマチで指の力が弱く、足の骨折で入院されておられました。
リウマチは日によっても、一日の中でも調子の良い時と良くない時があり、動きが制限されたり痛みがでます。そこに加えて、骨折で手術が必要になったりと足の動きも制限を受けました。

今回の工夫は手術してまだ間もない時期に提案したものですが、ほんとに靴が履きやすくなったと喜んでいただけました。
そして、「○○さんがこんなに考えてくれたんだから、私も頑張らなくっちゃ」と言ってくださり、気持ちの面でも作業療法士(OT)がサポートさせていただけたようです。 

患者さんに「もしかすると同じように指の力がなくて困っている方の為にもなりますし、ぜひこのアイデアを紹介したいのですがよろしいですか?」とご提案すると、「いいですよ」と快諾して下さいました。

機能が変わらなくても、生活をぐんと変えられる。

作業療法士(OT)の強みを活かせた関わりだな~と思いますウインク

こんな私たちと、一緒に働いてみたいなとぴんと来られた方は、是非、見学会にお越し下さいね。お待ちしていますキラキラ

当院の求人情報は コチラ からご確認下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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