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作業療法士(OT) スキルアップ 新しい情報を取り入れながら
【2022-04-14】カテゴリー:OTの仕事

 作業療法士(OT)として新しい情報を取り入れながらスキルアップすることはとても大切です。
 
 今日は


 ・自助具:片手で簡単【作業療法士が考案】片手で開けれるペットボトルオープナー
 
 ・動画付き参考書:PT・OTのためのハンドセラピィ

 
 以上の2つをご紹介します。


 患者さんに治療期間や生活の中で、患者さんが困っている動作を行いやすくするための方法を考えることは作業療法士(OT)にとってはライフワークの1つではないでしょうか。

 家事をするときも、
   片手で扱える道具があれば・・・とか
     お金をかけずにもっと簡単にできる方法はないかな・・・


   足が付けなかったらこれってどうやってやろうか… など 

 普段でもついつい考えてしまうのは職業特性かもしれません。

 最近では、患者さんご自身がYouTubeで方法を紹介されたり、こんな道具でやりやすくなったよと発信したりも増えてきていて、リハビリのヒントを患者さんから教えていただくこともあります。
 患者さんの個別の症状に合わせ、患者さんがうまくできない動作を補助する道具を自助具といい、作業療法士(OT)が作成することがあります。その自助具で、片手でペットボトルを開けることができるものを見つけました。

 ある作業療法士(OT)さんが、3Dプリンターでつくって販売されているのです。



キャップに取り付けている赤いものが、【作業療法士が考案】片手で開けれるペットボトルオープナー 自助具



 100円均一などでも、ペットボトルのフタを開けやすくするための道具は売られていますが、片手で行うことを想定すると、本体の固定とキャップを開ける動作を同時に行うのは難しいんです。固定は足の間で挟んだり、片方の脇に挟むなどもできますが、片麻痺患者さんや骨折後で片手しか使えない場合だとこれがむずかしい場合があります。この道具のすごいところは、取っ手のように出ている棒の部分!これを壁やテーブルに押し付けると簡単にキャップを開けたり締めたりができるのです。

(棒部分を壁に押し付けて開けているところ)


 キャップを回す作業も、周りの「突起」とこの「棒部分」を持つことで片手でも回しやすいんです。

 コップだと、運搬しにくいし、ペットボトルは開けられなくて、いちいち頼まなきゃいけない。そんな大変さを緩和できる秀逸な道具だなと思います。 



最近の参考書は動画付きです。
 

 そして、この2022年3月に発売されたハンドセラピーの本(最近痛みの強い方の治療で試みている低周波を使った可動域訓練も載っていました!)、治療に関する本も最近では写真や図が多くて分かりやすくなってきていますが、さらにQRコードで動画をみられるものが出ました。すごくたくさん掲載されていて、文字だけでなく動画でどういう動きかを確認できるのは素晴らしいです。療法士として仕事ができるようになるには、学校で学ぶ知識と実際の患者さんの動きや様子をつなげることが必須ですが、なかなかこれが難しかったりします。





(帯のメッセージも素敵だなと思います。)

 コロナ禍で、実習が十分にできなかったり、臨床場面でも治療の見学の機会が制限されたり、直接的に教えてもらう機会が確保しにくい等の背景がより難しくしているように感じます。当院でも、研修やOJT(オンザジョブトレーニング:臨床での技術指導)には感染制御の観点からも議論を重ね工夫をしています。また、典型的な症例に臨床場面で出会うことも難しかったりします。実際に出会う患者さん達は、教科書に載っているようにシンプルではないのです。けれども、こういう教材があることで、助けになるなと思います。私が療法士になったばかりのころの教科書は(今でも使っている物もありますが)、文字びっしりです。どんどんスキルアップしたい当事者にとっても、教える側にとっても、いい時代になったなと思います。スタッフにも共有していきたいと思います。
 4月からは新しいスタッフが加わり、当院も新体制で進みます。

 新しい情報を取り入れながら、日々向上に努めていきます。 

 文責:作業療法士 椎木 *無断転載禁止


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