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誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)について
【2021-10-26】カテゴリー:その他

今回のテーマは高齢者に多い「誤嚥性肺炎」についてです。


突然ですが、ここでみなさんへ質問です!!


日本人の死因に「順位」があることをご存知ですか?


実は、厚生労働省が「人口動態調査」という統計調査の結果を定期的に公表しています。
(厚生労働省のホームページより人口動態調査のPDFなどをダウンロード可能)
では、今回のテーマである「誤嚥性肺炎」はいったい何位なんでしょうか?


《答え》
2020年度と2019年度の総数・男女比ともに第6位にランクインしてます。
(厚生労働省「令和2年(2020) 人口動態統計月報年計(概数)の概況より引用」)

≪ここで、ちょっと脱線≫
ここ2~3年で「老衰」が徐々に上位となっていることがわかりますよね。
この背景には・・・
患者さんやそのご家族が、積極的な治療は行わずに
“自然の形で死を受け入れる”
ことを望まれる傾向が増えてきていると推察されています



【誤嚥性肺炎とは?】

唾液や飲食物などが誤って気道に入り、それと一緒に細菌などが肺に入り込むことで起こる肺炎です。
特に高齢者の方で脳梗塞の既往がある、COPDなどの呼吸器疾患に罹患している方では気管に入ったものを咳で外に出す力(咳嗽:がいそう)が弱くなったり、飲み込む力(嚥下:えんげ)が弱くなっているため、誤嚥が起こりやすくなります。
また、誤嚥するのは飲食物に限りません。
(みなさん、何か分かりますか?? STの方は、もちろん分かりますよね!?)

例えば、下の図のように夜間寝ている間に、
わずかずつ「唾液」「鼻汁」「胃液」が気管に流れ込み、
これらに肺炎球菌などの細菌が含まれていると肺炎を起こすことがあります。
また、経口摂取をしていない方は唾液の分泌が減ることにより、
口腔や咽頭は細菌が繁殖しやすくなっています。

 
(日医工株式会社 摂食嚥下障害Q&Aより引用)



【誤嚥性肺炎の兆候は?】

発熱、咳、膿のような痰が肺炎の典型的な症状です。しかし、これらの症状がなく、


 ・なんとなく元気がない


 ・食欲がない


 ・ノドがゴロゴロとなる


などの非特異的な症状のみがみられることが多いのが誤嚥性肺炎の特徴です。
(一般社団法人 日本呼吸器学会より一部引用)



【やっぱり予防が大切!!】

誤嚥性肺炎を予防する上で大切なポイントの1つ、
それは“口腔ケア(マウスケア)”です!!


もちろん、嚥下機能に応じた食形態を摂取することも大切ですが、
日々の歯磨き・うがい・舌や上あごなどのケアにより、
口腔内を清潔に保つことが一番大切なのです!!

以下のサイトでは、分かりやすくまとめたケア方法などが
簡単に閲覧またはダウンロードできますので、ご紹介致します。


1.なるほど 摂食嚥下障害 家庭でできる口腔ケア コチラ①
2.口腔ケアの介助が必要な方へ よく分かる口腔ケア コチラ②
3.はじめよう!やってみよう!口腔ケア コチラ③


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

※無断転載禁止
文責:理学療法士Y

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