管理職ブログチーム作業療法士Sです
新型コロウイルスの影響がまだまだ続いていますね。
私たち病院の中でも、患者さんも職員も安全に治療を行えるように日々、工夫して対応を行っています。
気持ちが落ち込みそうになりますが、こんな時こそ、元気に!ですね。
今日は、
「1回の治療で変化を出す」療法士とは?
についてお話したいと思います。
これは、療法士として私がそうありたいなと思っている事です。
リハビリテーション医師も「患者さんがリハビリテーションに対してやる気をもってもらうために大切なこと」とおっしゃっておられます。
「1回の治療で変化を出す」
変化を出すっていうと、こちらが何かするイメージですね。
どちらかというと「1回の治療で変化を感じてもらう」といった方がよいでしょうか。
この「変化を感じてもらう」ことが、患者さんの次につながっていきます。
成功体験を積むことでやる気が出るっていうようなことを聞いたことはありませんか?
時に、失敗だらけでも頑張って這い上がるってこともあるかもしれませんが、多くは、失敗が続けば、心折れてしまって、やる気はなくなりそうですよね。
逆に、成功体験は気持ちを強化してくれて、自信になって、次のチャレンジに繋がります
難しい課題でも、乗り越えようって気持ちになれるわけです
患者さんにできた!を感じていただくこと。
患者さん自身が気が付いていない、プラスの変化を伝えることです。
ほんの小さなことでも。
ビフォー、アフターを変化がわかるようにお見せする工夫をしています。
患者さんからリハビリ意欲を引き出すポイントは、
“患者さん自身が変わったと思えること。目標に向かって進んでいるんだと実感できること” だと思います。
例えば、私は手の骨折手術後の患者さんの治療を担当します。
術後の患者さんであれば、 生活上で許可された範囲で手をつかえた、 動く範囲が変化した(可動域が広がった) 等で回復を実感されることが多いです。
最近も、
「先生の治療痛かったけど、終わった後に○○ができたの。これからも頑張らなくちゃ!」
「治療の後は、痛くなく使えるんです。」
このような感想を頂きました。
新入職も加わり療法士は68名になりました
さらに地域や患者さんに貢献できるように
「1回の治療で変化を出す」療法士のマインドを伝えていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文責:作業療法士S
*無断転載禁止
関連記事