今日は、「軒下(のきした)フィードバック」気づきをその場で伝え合う数分間の共育についてです。
私たちは、日常の何気ない相談や助言を「軒下フィードバック」と呼んでいます。
昔の家では、軒下に人が集まり、立ち話をしながら知恵や経験を伝え合っていました。
私たちも、日中に少し助言したり、カルテ記載時の数分間の対話を大切にしたいという思いから、この名前を付けました。
「ちょっとフィードバックいい?」
東大阪病院リハビリテーション部では、先輩から後輩へがフィードバックする風景が毎日のようにあります。
患者さんの治療が終わったあと、リハビリ室の片隅で。

ほんの5分、10分のちょっとしたやり取りから、新しい気づきや学びが生まれています。
このような日常の対話を「軒下フィードバック」と呼んでいます。
必要なときに必要な人へ、すぐにフィードバックできる環境を大切にしています。
「この患者さんへのアプローチで迷っています。」
「こんな評価結果だったのですが、どう考えたらいいでしょう?」
「さっきの治療、こうするともっと良くなるかもしれないよね。」
そんな小さな相談やアドバイスが、その日のうちに臨床へ活かされることも少なくありません。

もちろん、特定の技術や知識について体系的に学ぶための勉強会も大切です。
当院では、職員から「このテーマを学びたい」という声があれば、自主勉強会の形で勉強会や研修会も開催しています。医師が主催の勉強会に参加することもできます。
しかし、私たちが何より大切にしているのは、「教えてもらうことを待つ人」ではなく、「必要性を感じ、自ら学びにいく人」を育てることです。
先輩がお膳立てをしてくれるのを待つのではなく、自分で課題を見つけ、相談し、調べ、実践する。その繰り返しが、臨床力を育てると考えています。
だからこそ、「困ったらいつでも聞ける環境」と「自分から動く文化」の両方を大切にしています。
誰かが一方的に教えるのではなく、一緒に考え、一緒に成長する。
新人も若手もベテランも、それぞれの経験を持ち寄りながら学び合う。
それが東大阪病院リハビリテーション部の「共育」です。
大きな勉強会で得られる学びもあります。でも、日常で交わされる5分間の対話が、療法士として大きく成長するきっかけになることもあります。
今日もまた、リハビリ室のどこかで「軒下フィードバック」が始まっています。
それが、私たちの人材育成の原点です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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社会医療法人有隣会 東大阪病院
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