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2015/01/21
  胆石

▲ 胆 石

[出典元:日本消化器外科学会
ホームページから(2015年1月)]

【胆石とは?】
肝臓で作られた胆汁は、胆管を流れ十二指腸まで送られ、主に脂肪の消化吸収を助けます。胆嚢はその胆管から分岐した袋状の臓器であり、胆汁を濃縮・貯留することで効率よく胆汁を排出する役目を担っています。食事を摂ると胆のうは収縮して、胆汁を胆管から十二指腸に送り出します。この胆汁の成分が何らかの原因で固まってしまったものが胆石です。


▲ 胆 石

[出典元:社会医療法人有隣会 東大阪病院]

【胆石の原因は?】
近年、胆石症の患者さんが増えています。胆石が増えた理由は、食生活が欧米化したために脂肪の摂取量が増えて胆石ができやすくなったことです。また医療の診断技術が進歩して、無症状の胆石や小さな胆石も発見できるようになったことです。性別では女性は男性より多いと言われています。肥満や過食、不規則な食生活、 ストレスなどの生活習慣が影響しているとも言われています。

【胆石の症状とは?】
胆石の症状は無症状の方から腹痛、右わき腹を中心に激痛、発熱など様々です。

【胆石の診断】
最も一般的な検査法である超音波検査で胆石の有無や大きさを調べます。ゼリーをつけた器具を腹部に当てるだけなので身体的な苦痛もありません。さらに当院では手術前にDIC-CTという胆嚢、胆管を映し出す検査を行います。胆嚢、胆管の解剖を3D画像処理を行い胆管の走行や位置を確実に調べ手術を行います。これらの検査により安全で的確な手術が可能となります。


▲腹部超音波検査
黒い袋状の構造物が胆のう。
内部に胆石が見られます。

▲DIC-CTによる胆嚢、胆管
[出典元:社会医療法人有隣会 東大阪病院]

【胆石の治療】
<腹痛などの症状のある方>
胆嚢炎を起こしていることが多いため手術による治療が望ましいです。

<無症状の方>
たまたま検査して胆石が見つかる場合が多くなっていますが、その際は手術するかどうかは患者さんと相談し決定しています。


▲総胆管結石

[出典元:日本消化器外科学会
ホームページから(2015年1月)]

<手術について>
手術は全身麻酔で行います。腹部に5~10mm程度の小さな孔を4ヶ所開け、お腹の中を炭酸ガスで膨らませます(気腹法)。カメラと手の代わりになる鉗子を挿入します。モニターを見ながら胆嚢を体外に取り出します。
大きく開腹しないので患者さんの身体的負担が少ないのが利点です。手術の傷も小さく術後の痛みも少ないため胆石の治療として一般的に行われています。
手術翌日から歩行や食事ができて、入院期間は3~5日程度で以前の開腹手術に比べて短期間ですみます。
胆嚢を取ってしまった後の生活に不安を感じる患者さんもおられますが胆嚢を摘出しても日常生活にほとんど支障はありません。特に食事や運動の制限もありません。
しかし術中の所見で、①高度の癒着や強い炎症を認める ②胆嚢管が確認できない ③他の臓器を損傷したり出血を止められないなど腹腔鏡下での手術が困難と判断した際は、切開を大きくし開腹手術へ移行する場合があります。また高度の炎症により他臓器(十二指腸・結腸・総胆管など)との間に瘻孔(臓器間に生じる管状の欠損孔のこと)を生じていることがあります。その場合は、他臓器合併切除・縫合・再建を要します。
術中の胆道造影や術後の採血などで総胆管結石が疑われる場合、後日内視鏡検査を行い十二指腸内から石を採取する処置が必要となることがあります。
また術後の病理組織検査で胆嚢に悪性腫瘍を認める場合、後日開腹手術が必要となることがあります。
当院の外科では胆石に対する腹腔鏡手術を行っております。