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胃ポリープ
胃に発生する胃の表面の組織に由来する隆起性病変のことをいいます。種類としては過形成性ポリープや胃底腺ポリープ、胃腺腫などがあります。
症状
特に症状はありません。検診の胃カメラやバリウムで偶然発見されることが多いです。まれに出血をおこし貧血や下血で発見されることもあります。
検査
胃カメラやバリウムで発見されます。それ以外の方法では発見困難です。
治療
胃底腺ポリープや過形成性ポリープの場合は基本的に経過観察でよいですが、大きさが2cmを超えるものや出血を起こすものについては胃カメラを使って切除したほうが良いです。
胃腺腫も基本経過観察でよいですが、2cm以上の大きいものや経過で形や大きさ色調に変化があるものはガンを含んでいる可能性もあるため切除を検討したほうがよいです。
文責:東大阪病院 副院長 坂東 具樹