苦しくない・負担の少ない 内視鏡検査(東大阪病院) 社会医療法人有隣会 東大阪病院

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Hospitalization 術後の入院生活について

Post-surgery 術後入院生活について

内視鏡検査後の入院についても、
検査の内容、患者さんの状態などによって大きく異なりますが、
日帰りで行われることがほとんどです。
しかし、以下のようなケースでは術後に入院することがあります。

術後入院が検討される主なケース

内視鏡的治療を行った場合

内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD)

早期のがんや前がん病変に対して行われる治療法で、病変の範囲や深さによっては、出血、穿孔(消化管に穴が開くこと)などの合併症のリスクがあるため、術後数日間の入院が必要となることが一般的です。

消化管出血に対する内視鏡的止血術

出血の原因となった病変に対する治療後、再出血のリスクを管理するために、入院して経過観察を行います。

胆管・膵管ドレナージ術 (ERCP・ERBDなど)

胆管や膵管の狭窄に対してステントを留置したり、ドレナージチューブを挿入したりした場合、感染症や出血のリスクがあるため、入院して経過観察を行います。

異物除去

大きな異物や、尖った異物を除去した場合、消化管粘膜の損傷や穿孔のリスクがあるため、入院して経過観察することがあります。

ポリープ切除 (大腸、胃、内視鏡的粘膜切除術(EMR)など)

大きなポリープを切除した場合や、複数のポリープを切除した場合、出血のリスクが高まるため、術後の経過観察のために入院することがあります。特に、抗血栓薬を服用している患者さんの場合は、より慎重な経過観察が必要となるため、入院となることが多いです。
は、入院が必要かどうか要検討

術中に合併症が起こった場合

出血、穿孔、麻酔による呼吸抑制など、予期せぬ合併症が発生した場合は、入院して治療と経過観察が必要となります。

患者さんの状態

高齢である、または基礎疾患 (心臓病、呼吸器疾患、糖尿病など) がある場合

術後の全身状態の変化に対応するために、入院することがあります。

術後の疼痛が強い場合や、嘔吐などの症状が続く場合

入院して症状の緩和や原因の精査を行うことがあります。

遠方にお住まいで、術後の緊急時の対応が難しい場合

患者さんの状況を考慮して入院になる場合があります。

術後の入院期間(一般的な目安)

入院期間は、行った治療の内容や合併症の有無、患者さんの状態によって大きく異なりますが、一般的な目安としては以下の通りです。

ポリープ切除(小規模なもの)、EMR 日帰り など
ポリープ切除(大規模なもの)、ESD 1泊~数日程度
消化管出血に対する止血術 数日~1週間程度(出血の原因や程度による)
胆管・膵管ドレナージ術後 数日~1週間程度
合併症発生時 合併症の内容や程度による

術後の経過と注意点(入院中および退院後)

入院中

  • 医師や看護師が、バイタルサイン(血圧、脈拍、体温など)や腹痛、出血などの症状を観察します。
  • 治療部位の安静を保つため、食事や活動に制限がある場合があります。
  • 痛み止めや感染予防のための抗生物質などが投与されることがあります。
  • 病理検査を行った場合は、結果が出るまで数日~数週間かかることがあります。

退院後

  • 医師から指示された食事内容や生活上の注意点を守ることが重要です。
  • 激しい運動や重いものを持つことは控えていただきたいです。
  • 出血、激しい腹痛、発熱などの症状が現れた場合は、すぐに病院に連絡する必要があります。
  • 病理検査の結果説明や、その後の治療方針について、医師の指示に従って通院をお願いします。

重要な注意点

  • 術後の経過には個人差があります。医師や看護師の説明をよく聞き、指示に従ってください。
  • 退院後の生活で不明な点や不安なことがあれば、遠慮なく医療スタッフに質問してください。
  • 帰宅後に腹痛や出血など、気になる症状があった場合は、すぐに病院にご連絡ください。

    [病院代表番号]

    お電話の際は、例として「○○検査を受けた■■です」とお伝えいただくと、スムーズな対応が可能です。
ご自身の受けた内視鏡検査の内容と、病院からの指示を
しっかりと確認することが、術後の適切な療養につながります。
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