お知らせ
成育地域の防災訓練にて応急手当講習を実施しました
■ 災害時を想定した応急手当の重要性
2026年4月19日、成育地域活動協議会が主催する自主防災訓練において、東大阪病院の看護師4名が応急手当講習を実施しました。

本講習では、災害時に起こりうる出血や骨折を想定し、止血方法や固定の考え方、三角巾の使い方について説明しました。救急隊や医療機関の対応がすぐに受けられない状況を想定し、身近な物を活用した応急処置の重要性についてお伝えしました。
■ 出血・骨折への具体的な対応方法
止血の説明では、出血量が増えることで命に関わる危険性があることや、迅速に対応する必要性について具体的な例を交えて解説しました。特に、ガーゼやタオルなどを用いて出血部位を直接圧迫する「直接圧迫止血法」が基本であること、また感染予防の観点からビニール手袋や袋を使用する重要性についてもお伝えしました。
さらに、日常生活で起こりやすい鼻出血への対応についても紹介しました。小鼻を指でつまんで圧迫し、前かがみの姿勢をとることが有効であることや、血液を飲み込まないようにすることの大切さについて説明しました。身近なケガであっても、正しい対処法を知っておくことの重要性をお伝えしました。

また、骨折時の対応としては、無理に動かさず安静を保つことの大切さや、雑誌やラップの芯などを用いた固定方法について紹介しました。特別な医療資材がなくても工夫次第で応急処置が可能であることを、実演を交えてわかりやすく説明しました。

説明では、実際の場面をイメージしていただけるよう、参加者の方に「患者役」となっていただき、けがの状況を設定したうえでデモンストレーションを行いました。
■ 三角巾の実践と学び
三角巾の使用方法については、腕の位置や結び方など安全に固定するためのポイントを確認した後、参加者の皆さんに2人1組で実際に体験していただきました。首の後ろで結ぶ位置を少しずらすことや、腕を適切な高さで保持すること、指先を見える状態にして血流を確認することなど、安全に配慮したポイントを一つひとつ確認しながら進めました。

また、三角巾が手元にない場合でも対応できるよう、スーパーのレジ袋を活用した応用方法についても紹介しました。日常的に手に入る物品でも代用が可能であることを知っていただくことで、より現実的な備えにつながる内容となりました。

看護師が各グループを回りながら一人ひとりに声をかけ、細かなポイントをお伝えすることで、より実践的な理解につながる講習となりました。

■ 地域とともに備える防災
参加者の皆さんは非常に熱心に取り組まれており、実際に手を動かしながら学ぶことで、防災への意識の高さを感じる機会となりました。また、「実際にやってみることで理解が深まった」といった声も聞かれ、体験を通じた学びの重要性を改めて実感しました。
災害はいつ起こるかわかりませんが、日頃からの備えと知識がいざという時の行動につながります。今回のような訓練を通じて、地域全体で支え合う力を高めていくことが重要です。
今後も東大阪病院は、地域の皆さんと連携し、「いざ」という時に役立つ実践的な知識と技術の普及に努めてまいります。















