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骨粗鬆症について Q&A

Q

骨粗鬆症とは?

A
骨粗鬆症とは、「骨が弱くなり、骨折しやすくなる」病気です。
自覚症状が乏しく、「背中が丸くなる」「身長が縮む」といった症状が徐々に起こるため、「病気」と気付かないことが多いのも特徴です。気付いた時には病状がかなり進行していたということも少なくありません。
骨粗鬆症により、高齢者が股の付け根を骨折すると治療に時間がかかり、その間に全身の機能が低下し、寝たきりになるおそれもあります。
骨粗鬆症の症状
また、骨粗鬆症になっても「痛み」は発生しません。
骨粗鬆症によって弱くなった骨に、力が加わると上下から押しつぶされるように「圧迫骨折」を起こします。
その結果、骨がつぶれたり変形したりすることによって、「痛み」などの症状がでてきます。
骨粗鬆症になると、「軽く転んでしまった」「尻もちをついてしまった」「重い物を持ち上げた」程度で圧迫骨折が起こります。 圧迫骨折を起こすと激しい痛みを感じますが痛みを伴わないこともあり、特に高齢者は、痛みに気付きにくいこともあるため注意が必要です。
Q

骨粗鬆症の原因はどのようなものがありますか?

A
骨粗鬆症は原因によって大きく2つのタイプ(原発性・続発性)に分けられます。
「原発性(げんぱつせい)骨粗鬆症」は加齢や閉経、生活習慣などが原因のものです。骨粗鬆症の約90%にあたり、女性に多く認められます。「続発性(ぞくはつせい)骨粗鬆症」は特定の病気や、服用している薬が原因のものです。

原発性骨粗鬆症の原因

  • 加齢
  • 閉経による女性ホルモンの低下
  • 極端なダイエット
  • 遺伝
  • 体型(小柄・痩せている人)
  • 喫煙
  • 過度の飲酒
  • 偏った食生活
  • 運動不足

続発性骨粗鬆症の原因

  • 生活習慣関連型骨粗鬆症
    (糖尿病・慢性腎臓病・動脈硬化・慢性閉塞性肺疾患(COPD))
  • その他関連する病気
    (ステロイド性骨粗鬆症・関節リウマチなどの自己免疫疾患・副甲状腺機能亢進症・甲状腺機能亢進症)
上記原因に心当たりがある場合は、生活習慣を改める等、改善できることは少しずつでも改善していきましょう。 また、バランスのよい食事や運動により、できるだけ骨量が減るスピードを遅らせましょう。
Q

骨粗鬆症はどんな時になりやすいですか?

A
骨の強さ(骨強度)は「骨密度」+「骨質(こつしつ)」で決まります。この「骨密度」「骨質」の低下が骨粗鬆症につながります。
● 骨密度(BMD)とは
骨密度(BMD)
骨密度とは、「骨に含まれるカルシウムやリン酸塩などの骨塩」=「ミネラル成分の総量」のことです。図のように、ミネラルをたっぷり含む骨密度の高い骨は、隙間が少なく丈夫です。しかし、骨密度の低い骨は中身がスカスカで、わずかな衝撃でも折れやすくなります。
体に必要なカルシウムの99%は骨に蓄えられており、残りの1%は血液中に含まれています。
この血液中のカルシウムは、全身の機能を正常に保つという重要な役割を担っています。
もし、 血液中のカルシウムが不足してしまうと、骨に蓄えられたカルシウムが溶け出して血液中の不足分を補います。 すると、骨の量が減ってしまい(骨密度が低くなり)、骨粗鬆症につながるのです。
● 骨質(こつしつ)とは

骨の質には、「骨の新陳代謝」「骨に含まれるコラーゲンやたんぱく質の強さ」「レントゲンでは分からないくらいごく小さな微小骨折」などが影響します。 特にコラーゲン は、骨の体積の約50%を占めており、劣化や減少すると骨粗鬆症につながる原因となります。

また、骨の新陳代謝 のスピードも、骨質を決める要素のひとつです。
骨は日々新しく作り変えられています。成長期には骨の量は増えていきますが、加齢や閉経とともに骨の量が減ってしまい、骨質劣化につながります。

骨の新陳代謝のしくみ
Q

骨粗鬆症を予防するにはどのような方法がありますか?

A
骨粗鬆症を予防するために、下記のようなことを心がけましょう。

骨粗鬆症を予防する為に心がけたい事

  • カルシウムを十分摂取する共に、カルシウムの吸収を促す栄養素を食事に取り入れる
    [骨粗鬆症予防に食べたい食品]
    カルシウム:
    牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など
    ビタミンD:
    サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲ、卵など
    ビタミンK:
    納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど
  • 適度な運動を行い、骨の新陳代謝を活性化させる
  • 検査を行い自分の骨を状況を把握する

骨粗鬆症を予防する為に避けたい事

  • 偏った食生活(スナック菓子、インスタント食品の頻繁な摂取)
  • 過度の飲酒
  • 喫煙
  • 運動不足
  • 極端なダイエット(思春期の過度なダイエットは、将来の骨粗鬆症リスクを高める原因に!)
Q

骨粗鬆症を検査する方法を教えてください。

A
超音波骨密度装置による骨密度検査
「画像検査による骨量(骨密度)測定」と「血液や尿による検体検査」があります。
東大阪病院では超音波骨密度装置による骨密度検査を実施しています。
検査では、足のかかとの骨に超音波を通し測定します。放射線を使用しないため被ばくの心配がなく妊娠中の方でも測定可能です。測定時間は5分ほどで、痛みは全くありません。
検査を受けて頂くには、「リウマチ・骨粗鬆症 外来」にお問い合わせ頂くか、人間ドックのオプションとして「骨密度検査」を付けてください。

人間ドックでご予約頂く場合、オリジナル人間ドックコースのオプションとして「骨密度検査」を追加する形になります。予約フォームにて、コースを選択後、備考欄に「骨密度検査 希望」とご記入ください。

TEL:06-6939-1121(代表) 診療時間 月曜日14:00~17:00
「リウマチ・骨粗鬆症 外来」ページへ
TEL:06-6939-1213 受付9:00 ~17:00(日・祝日除く)
「人間ドック予約フォーム」へ
Q

骨密度検査の流れを教えてください。

A
東大阪病院で行っている骨密度検査の流れをご紹介します。
骨密度検査
  1. 靴下を脱いでもらいます。
  2. 装置に足をのせます。
  3. 写真の通り、かかとの両側の風船がふくらみます。
    風船の部分から超音波が出ます。
    かかとに約10秒間、超音波をあてて終わりです。
Q

骨密度検査は何歳くらいに受けたら良いですか?

A
女性の場合、50歳前後に骨量が低下し始める為、閉経後は1年に1回程度測定を行いましょう。
また、骨量の変化が少ない20代~40代の内に一度測定を行うことで、老年期の測定に役立ちます。
男性の場合は、糖尿病や慢性腎臓病など骨粗鬆症の原因となる障害がなければ、70代後半までは測定の必要はありません。
加齢による骨量の変化
Q

骨粗鬆症の治療方法を教えてください。

A
治療には、カルシウムやビタミンDなどの内服薬や骨吸収阻害剤を使用したり、カルシトニン製剤や副甲状腺ホルモンの注射などによる治療を行います。人それぞれに応じた方法があります。
転倒予防のリハビリも大変重要です。骨折した場合は、それに応じた治療が必要です。
閉経後の女性は、特に定期的な検診をお勧めします。
「リウマチ・骨粗鬆症 外来」ページへ
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