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Walk Care 歩行年齢の見える化に向けて
2025-7-3【カテゴリー】PTの仕事/回復期リハ部門 課長より/キャリアアップの秘密/その他

先日、2025大阪・関西万博にスタッフとして参加しました。
どういった形でスタッフとして参加したかと言いますと、当院と指定協力実習大学であり、私自身も所属させていただいている森ノ宮医療大学 工藤慎太郎教授の研究室と、フォーカスシステムズ様、トッパン印刷様の合同で開発されたWalk Careが万博に出展(6月17日~23日の7日間)されることとなり、そのスタッフとして参加しました。
Walk Careの研究は工藤教授指導の下、同大学のインクルーシブ医科学研究所 宮下敏紀研究員がされたものとなります。準備期間3年、実証実験6回、数え切れないほどの打ち合わせの下、ブラッシュアップされたシステムです。
万博会場での出展場所は大阪ヘルスケアパビリオン内で、ミライ人間洗濯機、iPS細胞のブースから30mくらいの位置でした。

人間洗濯機

Walk Care

Walk Careは歩行時の足の状態を計測するセンシング技術と、歩行解析による「歩行年齢」算出技術を活用し、ARを組み合わせた「未来の健康教室」です。ふくらはぎにデバイスを装着し5m歩くとARグラスに歩行年齢が表示され、さらにその結果に応じたトレーニングアドバイスを提供します。
(Walk Care ブースに展示された説明文より引用)

所要時間は測定からトレーニングのアドバイスまですべてを含めて3分程度です。

Walk Care

 

歩行の質が記載されたデータ

体験者の感想

私は6月23日(月)に参加させていただいたのですが、開場された朝の9時過ぎから夜の21時まで体験希望者の列は途切れることがなかったです。他の日に参加したスタッフから7日間ともずっとその状態であったと聞きました。そのことから『歩行年齢』に対して世間の関心が高いことを、現場にて直接肌で感じることができました。


体験に並ばれている方から
「今後はどこに行ったら、歩行年齢を出すことができますか」
「今後実用化されるのですか。是非実用化して欲しいです」
「歩行年齢、知るのは少し怖いけどやっぱり知りたい」
など多くのありがたい意見をお聞きしました。

英語の重要性の重要性を痛感しました・・・
Walk Careを体験される方の中には外国から来られた方も居られ、英語での対応が必要な時もあり、自身の英語力のなさを痛感しました。
具体的には、体験の列に並ばれているが、もしかしたら機器の電池が途中で切れ、体験できないかもしれないことを体験希望者に私が説明しなければならなかったのですが、「Risk of no battery. A little.」絞り出した英語がこれでした。何とか理解いただけましたが、英語の勉強は重要と改めて思いました。
7日間で1,000名以上の方がWalk Careを体験いただいたと宮下研究員から聞きました。

スタッフとしての参加のため他のパビリオンなどを回ることはできなかったのですが、どこの国のパビリオンも素晴らしく、外から建物を見ているだけで非常に気分が高揚しました。


                      

大阪ヘルスケアパビリオン

フランス館

当院では私自身を含め、工藤研究室に所属しているスタッフが3名います。また、常勤として働きながら、大学院を卒業したスタッフ、現在も大学に通っているスタッフもいます。加えて、認定療法士の取得者や院外の講師として呼ばれるスタッフも在籍しております。
一人ではなかなか継続することが難しいことでも、資格取得者や様々なことを経験した職員と一緒に働くことで相談もでき、乗り越えられる力をもらうこともできます。
このブログを見てそういった職員と一緒に働きたいなど当院に興味を持っていただけた方は気軽にお問い合わせください。

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社会医療法人有隣会 東大阪病院

リハビリテーション部
 ・急性期リハビリテーション課
 ・緩和ケアリハビリテーション課
 ・回復期リハビリテーション課

文責:回復期リハビリテーション病棟 福田
※無断転載禁止

〒536-0005 大阪市城東区中央三丁目4-32
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