夏季の健康診断受診時の水分摂取について
2026-6-5
■ 6月から注意したい「かくれ脱水」
まだ6月ですが、日中は暑いと感じる日が増えてきました。梅雨の時期は湿度も高く、気温だけを見ると真夏ほどではなくても、体に熱がこもりやすくなります。
特にこの時期は、体がまだ暑さに慣れていないため、急な暑さで体調を崩しやすくなります。「少し汗をかいた程度だから大丈夫」と思っていても、気付かないうちに体の水分が不足していることがあります。
熱中症や脱水を防ぐためには、のどが渇いてから水分を取るのではなく、こまめに水分補給をすることが大切です。また、室内にいる場合でも油断は禁物です。エアコンや扇風機を上手に使い、室温が上がりすぎないように注意しましょう。

■ 健康診断前も水分補給は大切です
健康診断では、血液検査などのために「食事を抜いてください」とご案内することがあります。そのため、「何も口にしてはいけない」と思われる方もいらっしゃいますが、脱水を防ぐためには、食事は控えても水分は適切に取ることが大切です。
特に暑い時期は、朝起きた時点ですでに汗をかいて水分が不足していることがあります。その状態で来院されると、採血時に気分が悪くなったり、ふらつきが出たりする可能性もあります。
ただし、健康診断では血糖値や中性脂肪などを測定することがあります。そのため、検査前の飲み物は、基本的に水をおすすめします。砂糖入りの飲み物、スポーツドリンク、ジュース、ミルク入りのコーヒーやカフェオレなどは、検査結果に影響する場合がありますので控えるようにしましょう。
■ 胃カメラ・胃透視がある方は特に確認を
胃カメラや胃透視の検査がある場合は、朝食だけでなく水分摂取にも制限があることがあります。普段から「検査当日の朝は水分も控えてください」とお伝えしている場合もありますが、暑い時期は脱水にも注意が必要です。
前日の夜は、就寝中に過剰に汗をかかないよう、エアコンなどを使用して室温を調整しましょう。また、起床後にコップ1杯程度、目安として200mlほどの水を飲める場合があります。ただし、水を飲んでよい時間や量は、検査内容や医療機関によって異なります。
胃カメラや胃透視を受けられる方は、「何時までなら水を飲んでよいか」「どのくらいの量なら問題ないか」を、必ず事前に受診される医療機関へ確認してください。
■ 健診当日を安心して迎えるために
健康診断や人間ドックは、ご自身の健康状態を確認する大切な機会です。しかし、せっかく健診を受ける日に脱水や暑さで体調を崩してしまっては、安心して検査を受けることができません。
前日は睡眠をしっかり取り、室温を調整しながら過ごしましょう。当日の朝も、検査の指示に従いながら、必要な水分を取って来院してください。
「食事は抜くけれど、水分はどうしたらよいのだろう」と迷われる場合は、自己判断せず、事前にお問い合わせいただくことをおすすめします。
暑い季節も安全に健康診断を受けていただくために、受診前の準備をしっかり行いましょう。皆さまの健康管理に、ぜひ健診をお役立てください。
ご予約・お問い合わせ
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文責:人間ドック・健診センター 臨床検査技師 石田徳子