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私の看護観 ~6階 急性期(外科・整形外科)病棟~
2023-9-9【カテゴリー】部署紹介/その他/なりたい看護師・看護観

私は日々「患者さんを生活者として捉えて関わる」ことを考えてスタッフ指導を行っています。

私自身がメンバーとして患者さんのベッドサイドへ行き、ケアを行っていた時は「患者さんの立場に立って」「患者さんに寄り添って」と自分の看護観を持っていました。
現在は直接患者さんのベッドサイドへ行き直接ケアをすることは無くなりましたが、退院調整をする時、学生指導に携わる時、新人の看護師に関わる時などは常に「患者さんを1人の人、生活者として捉えて関わる」という事を念頭に置いて、患者さんがより良い生活を送れるように考えていくようにしています。

私がまだ若い頃、1人の女性患者さんを受け持ちました。

その方は糖尿病の血糖コントロール目的で入院され、私は糖尿病のパンフレットを用いて指導をしていました。若い私は看護計画で立案されているため「パンフレットで指導をする」という事しか考えていませんでした。患者さんが元々どのような生活をされているか等全く考えずに”指導したつもり”になっていました。

その方は夜間の仕事をされていて、生活の時間帯が全く違うため、食事を摂取する時間も寝る時間も日中に働いている人とは違います。しかし私はパンフレット通りにしか説明しておらず患者さんがどのような生活をしている人なのか確認もしていませんでした。

もちろん患者さんに怒られました。

その時に、人はそれぞれの生活があり、自分にとっての普通が相手の普通ではない。きちんとその方が送ってきた生活を考えたうえでケアをすることが大切であるという事を患者さんから教えてもらいました。

整形外科で骨折をされた患者さんは受傷した日から生活が一変します。

特に高齢の方が下肢の骨折をしてしまうと術後の経過は良くても元の生活に戻れなかったり、自宅に帰れなくなる可能性もあります。

患者さんを自分と同じ生活者として考え、24時間の行動を考え、「持てる力(患者さん自身の身体能力や社会的なリソース、自己治癒力など)」を最大限に活かし、極力入院前の生活に近い状態に戻して差し上げることが、私たち看護師の役割であると考えます。

電子カルテになり便利になった反面、
「自分で患者さんの事を考えながら計画を立てる」
「疾患や状態から必要な観察項目をあげる」
といった、”考える”という事が少なくなってきたように思います。

患者さん、ご家族から今までの生活状況や生活環境を聞き、患者さんの事を想いながら、看護計画を立案することも少なくなってきています。

パソコン上で業務的ではなく、患者さんや家族に寄り添い、自分たちと同じ一人の生活者として考え、最善の方法で看護していくことが大切だと思っています。

【追伸】当病棟は外科系と内科の混合の急性期病棟です。
混合病棟のため様々な疾患があり、看護師は幅広く学習ができます。
その中でも整形外科の患者さんが多く、手術は50~60件/月行っています。術後は早期離床しリハビリを意欲的に行えるように療法士と連携をとりながら援助しています。また、プライマリーを中心に入院時より退院後の生活を考えた関わりを行い、早期退院を目指しています。

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社会医療法人有隣会 東大阪病院
看護部

文責:急性期外科・整形外科病棟 師長H

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2023年9月9日投稿

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