ホーム > スタッフブログ > 若い世代を対象にした、とあるアンケート結果

若い世代を対象にした、とあるアンケート結果
2023-2-3【カテゴリー】その他


私は、東大阪病院にて、採用支援の役割を担当している企画部のAです。このホームページの運用も仕事の一つです。



さて、あと約2か月で、当院にも20名近い新入職員が仲間入りしてくれます。
私は4月1日から6日まで行う、赴任時集合教育研修の講師も担当します。


ということもあり、毎年この時期は色々とそわそわします。


なぜかというと、「今年の新入職員とは相性が合うかな?みんなに充実した研修を受講してもらえるかな?」などという不安な気持ちと新しい仲間を迎える期待感が入り混じるからです。
そんな今日この頃ですが、今朝、興味深い情報と出会いました。




若い世代を対象にした、とあるアンケート結果です。

正確な対象年齢は?母数はいくらなの?とツッコミたくなりますが、そこは一情報ということで深く追求はしません。

Q1.「働きやすい会社でどんな制度や取り組みを重視するか?」
という問いに対し、2個までの複数回答で、

1位・・・年次有給休暇の取りやすさ 48.5%
2位・・・実労働時間の適正さ  35.6%
3位・・・社員の定着率 記載なし
4位・・・人事考課の結果伝達の有無 記載なし

 

 

また、あるアンケートでは

Q2.「暮らしていける収入があれば、のんびりと暮していきたいか?」
という調査に対して、

中国 17.8%
韓国 21.6%
米国 13.8%
日本 42.9%

なんと日本の場合、他国の約2倍に当たる半数近くが、
「暮らしていける収入があれば、のんびりと暮していきたい」
と考えているという思考があるということです。

 

 

この結果、みなさんはどう受け止められますか?

昨今、Z世代(一般的には1990年代後半から2012年頃に生まれた世代を指し、2022年時点では20代前半から10歳前後の年齢の人が該当します。Z世代は、子供の頃からパソコンなどのデジタル機器が身近にあり、それを使いこなし、スマホ一つでネットサーフィンや買い物、読書、ゲーム、就職活動、仕事などあらゆることをこなします。加えて、物心つく頃にはすでにSNSが広く使用されていて、SNSネイティブでもあります。)は特に

「これからどうなりたいという目標意識が薄い」
といった類の話を良く聞きます。

その理由には、色々な意味で恵まれた環境で育ってきたという時代背景があるのだと言われています。



私もそうですが、私の親の世代などは、
「食べるために」
「お金が欲しいから」
「人よりいい生活がしたいから」
「いい家に住みたいから」
「いい車に乗りたいから」
「偉くなりたいから」
などの欲求を満たすために働いていた人が多かったと思います。

なぜなら、
今では当たり前のように手に入るものが、当たり前でなかったからこそ、それが憧れになっていたからです。



ところが、
今ではいろんな意味で豊かになり、
便利なモノであふれ、
安全で、贅沢な考え、贅沢な情報がすぐに手に入るようになったがゆえに、価値観が多様化し、

「そんなに頑張らなくても・・・」

「そんなに偉くなって稼がなくても・・・」

という価値観まで存在します。

「24時間働けますか?」というリゲインのCM が放送されていた時代では考えられなかった価値観ではないでしょうか・・・

若い世代が勤務環境に贅沢を求める現状
価値観が多様化し、若い世代が贅沢になっている現状が上記のアンケート結果に繋がっているように思います。



言い換えれば、若い世代に新たな目標が生まれているとも考えられます。


それは・・・『 の ん び り 』です。


もちろん、すべての若い世代が、ではありません。
しかし、無視できない結果だと思いました。


こうなった原因は、私たち大人の責任です。


これからの日本のことを考えると、
今まで以上に


「働く理由」


「頑張る理由」


が大切になってくると思います。

若い世代の社会人には、恵まれた世代だからこそ納得感が大切だと思います。



これが今の若い世代の現実だと受け入れて、私たちは接していかなければいけません。


私たち30歳以上のいい年した大人がどのように若い世代と接していくのかが日本の行く末に大きく影響すると思います。




私には人生の師匠がいます。
師匠に言われた言葉に
「二回り上の人に認められて初めて人間力があるんだよ。」「親と上司は選べない。それを十分に理解して、子や部下と接すること。お前の子供として生まれて、お前の部下になって幸せだと思ってもらえるようになれ!」


そして、その師匠は口癖のようにヴィクトール・フランクルの言葉を口にされていました。

「人生に意味はありません。人生に意味を与えるのは自分です」と・・・

英語では、
Ultimately, man should not ask what the meaning of his life is, but rather he must recognize that it is he who is asked.


私自身、人を育てる立場です。


正直、恐れ多いというのが本音ですが、このような機会を頂戴していることに感謝し、あと2か月で出会える新しい仲間たちを最大限の準備をして迎えたいと思います。


毎年、赴任時集合教育研修を通して、私自身が気付きや学びをいただきます。私が師匠から学んでいるように、新社会人のみなさん、一度社会人デビューをされ、改めて医療人としてデビューされるみなさんに、1つでも2つでも気づきと学びを得てもらえるような研修にしていきたいと思います。


東大阪病院は、今年で72歳です。


開設当時から、開設者の田中治先生は教育に力を入れておられたそうです。その意思を引き継ぎ、今も当院は教育に力を注いでいます。看護部はもちろん、リハビリテーション部門もです。

東大阪病院に就職して良かったと思っていただけるように努めますので、新入職員のみなさんは期待をしておいて下さい。

そして、これから就職活動をする看護学生さん、理学療法士を目指している学生さん、作業療法士を目指している学生さん、言語聴覚士を目指している学生さん、転職活動をしている看護師さん、理学療法士さん、作業療法士さん、言語聴覚士さんには、ぜひ当院の教育の仕組みを知っていただきたいです。


・東大阪病院 看護部の教育について
  ※看護部の教育ページについては近日中に新しくなります

・東大阪病院 リハビリテーション部門の教育について


最後に、なぜ、ワンピースのチョッパーなのか・・・この素材が無料で使えることの驚きと喜びを共感したくなり使ってみました。
かわいいフリー素材集いらすとや