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皮膚・排泄ケア認定看護師から新人看護師へ排泄ケアの研修を行いました
2021-05-15 / カテゴリー: なりたい看護師 看護観

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こんにちは(^◇^)
東大阪病院 看護部 皮膚・排泄ケア認定看護師Mです。


今日は、毎年恒例の新人研修「排泄ケア」の様子をお伝えしようと思います。

お伝えする前に、皮膚・排泄ケア認定看護師について説明します。

 

私が認定されている専門分野の「皮膚・排泄ケア」は、創傷(様々な創:褥瘡含む)、ストーマ(人工肛門)、失禁ケア領域における予防的なスキンケアや創傷治癒を促進させるケアを実践し、患者さんや家族さんのQOLの維持と向上に取り組んでいます。

 

現任の看護師にケアの方法を相談され、その指導や対応を行うことも大事なことではありますが、新人看護師達に排泄ケアというケアがどういうことなのかを伝え、教えることも非常に重要であると考えています。

 

毎年、新人研修ではオムツの装着方法で患者のADLやQOLが上がるということを実体験してもらっていて、今年もオムツを装着してもらいました。

まずは、自分達が習得しているオムツ交換の手技で装着した感じを覚えてもらい、その後正しい手技を伝え装着し直してもらいました。


すると




「付け心地が違う」




「オムツを付けていても歩ける」




「自分たちがつけていたのでは気持ち悪い」




と感想を述べいていました。

 

オムツ交換の練習前には、必ずオムツを装着する患者さんの気持ちになって考えるということをしてもらっています。

 

 

 


看護師は、保助看法による「診療の補助」と「療養上の世話」という2大業務が定められています。

 

「療養上の世話」は、誰にも代わりができない生活行動を、患者さんが望むやり方やタイミングで行えるように援助することです。

療養上の世話のなかに排泄援助が含まれます。




排泄援助は、人間の尊厳に関わる大変デリケートな援助で、ケアの仕方により看護・介護をされる方の療養生活が変わってしまうほどの大切な問題です。

ですから、その人に合った適切な排泄ケアを考え行うことができるのが看護師であると思います。

そして、なによりも大切なことは、本人の気持ちを気遣ってあげる温かい心でケアを行うことができるのも看護師であると考えています。


排泄は,膀胱や直腸の開口部と生殖器官が隣接していることから,性のタブーとも重なり、タブー視されてきた側面もあります。


自分の身体から出てくるものへの関心は誰もが持つものですが、日本では排泄の話は下品なものとされ、子どもが頻繁に話題にする時期がある以外、人前で話すことは

ほとんどありません。




以前に比べて排泄や失禁の話題もオープンにされるようになってきましたが、こうした文化的な背景を考えれば、排泄を人の世話になったり、失禁したりしたときにためらったり恥じらったりするのは、日本人の当然の感情なのです。

ですから、看護師が排泄介助をするときにも、

「これは私たちの仕事ですから、恥ずかしくありません」と、物を扱うように言うのではなく、

患者さんが“すまないね” “ごめんなさい”という気持ちを表現したときには「大丈夫ですよ。」と、優しい口調で素直に受け止めることが大切であると毎年新人看護師達に伝えています。

 

患者さんに寄り添い、患者さんの気持ちを受けとめ、思いをくみ取れる、そんな優しい看護師に今年の新人看護師達も育って行ってほしいなと思います。


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