健診で何がわかる?
2025-6-21
国保プラス健診とは
健康診断のすすめ
前回は、なぜ若いうちからの健康診断が重要なのか、その導入部分をお話ししました。今回は、実際に国保プラス健診でどのようなことが分かり、それがあなたの健康にどう役立つのかを具体的に見ていきましょう。
「12,000円相当の健診が1,800円って、具体的にどんな内容なの?」

大阪市国民健康保険の国保プラス健診では、主に以下の項目をチェックします。
◎身体計測(身長・体重・腹囲・BMI): 肥満度は生活習慣病と密接に関わっています。
◎血圧測定: 高血圧は自覚症状がないまま進行し、脳卒中や心臓病のリスクを高めます。
◎尿検査(尿糖・尿蛋白): 糖尿病や腎臓病の早期発見に繋がります。
◎血液検査:
・血糖値: 糖尿病のスクリーニングです。
・脂質検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール): 高脂血症は動脈硬化の原因となります。
・肝機能検査: 飲酒習慣のある方など、肝臓の状態を確認します。
・貧血検査: 貧血の有無を確認します。
・診察: 医師がこれまでの結果をもとにアドバイスを行います。
これらの検査項目は、あなたが将来的に糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を発症するリスクがないか、あるいは既にその兆候がないかを確認するために非常に重要です。特に飲食店や美容師、服飾関係の仕事は、不規則な食事時間や立ち仕事、ストレスなど、生活習慣病のリスクを高める要素があるかもしれません。
もし、検査結果に異常があったとしても、早期に発見できれば、食事や運動などの生活習慣を見直すことで、病気の発症を予防したり、進行を遅らせることができます。何も知らずに放置するよりも、はるかに健康的な未来に繋がるはずです。
国保プラス健診の詳しい内容は コチラ でご確認下さい。
次回の最終回では、忙しいあなたでも国保プラス健診をスムーズに受けるための具体的な方法や、受診後の活用法について詳しくご紹介します。ぜひお楽しみに!