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タッチング効果 患者さんへの関わり方(触り方) 触れることによる効果
2021-7-13【カテゴリー】PTの仕事

こんにちは、管理職ブログチームの理学療法士のOです。

いきなりですが、みなさんは普段の生活で家族・友人・恋人など身の回りにいる人以外から身体を触られることってあまりないですよね?

知らない人から身体を触られるのって、身構えたりしちゃいませんか?

リハビリでは患者さんの身体を触らせてもらいながら、運動したり歩く練習などを行います。

そのため、私は患者さんの身体を触らせてもらう時にいくつかの点を注意しています。

触られることによる効果などもあるので身体の構造的な面から簡単にお伝えできたらと思います。

身体の一番表面にあるのは皮膚です。
皮膚に触れることの効果ですが、まず体温の保持があります。これは生まれたての赤ちゃんは自分で体温調整が上手くできないので、抱えられて体温を保持するという役割があります。

つぎに、いわゆるスキンシップで、心が温かくなったり優しい気持ちになると言われています。

この理由をみていくと、皮膚には触覚受容器というものがあるのですが、この中にあるC触覚線維というものが興奮すると快適な刺激と感じるようです。このC触覚線維が興奮するには柔らかく・ゆっくり・適度な圧を加えて触ることが大事だそうです。さらに快適な触覚刺激(触られる)により、脳からオキシトシンという神経伝達物質が分泌されます。そのことで副交感神経が優位に働くようになり、心身ともにリラックスしたりストレスを軽減することができるようになるようです。

患者さんは骨折などによるケガや脳梗塞などの病気などにより思い通りに身体を動かせず、不安やストレスをかなり感じておられると思います。

私たちの仕事はこのような患者さんの身体が動きやすくなるようにリハビリをさせていただくことです。それ以外にも、患者さんの不安やストレスを話してもらい一緒に共有していくとともに、患者さんの身体に触らせてもらっているときに、快適な触り方をすることで、患者さんが精神的に安定されるように促していくことも重要なことではないかと思っています。

患者さんの身体を触られてもらうときには、

 手掌全体で

 ゆっくり

 優しい圧をかけ

 あたたかい手で という点を注意しています。

このように考えると、患者さんの身体を触るときは患者さんの心に触れるようなイメージくらいの方がいいのかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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