社会医療法人有隣会 東大阪病院(大阪市 城東区)

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症状と治療法のご案内-虫垂炎-

2015年01月21日/お知らせ
腫大した虫垂 (内部に糞石(ふんせき)を認める)
▲腫大した虫垂
(内部に糞石(ふんせき)を認める)

[出典元:社会医療法人有隣会 東大阪病院]

盲腸(虫垂炎)とは?

虫垂になんらかの原因で炎症が起きる疾患を虫垂炎といいます。一般的には盲腸と言われることが多いです。

盲腸(虫垂炎)の症状は?

一般的な症状は、右下腹部の痛みで発熱することもあります。 腹痛は軽いものから強い場合など様々です。

盲腸(虫垂炎)の治療

炎症が軽い場合には、抗生物質の投与により治療する事ができます。しかし、ある程度すすんだ虫垂炎は薬で治すことが難しく、外科的に虫垂を切除する必要があります。ただし、急性虫垂炎における問題点は、最終的にはお腹の中をみないと、本当に急性虫垂炎かどうかの診断がつかない点です。種々の検査を行っても手術前に正しく診断できる確率は8割程度といわれています。急性虫垂炎を疑って手術を行ったところ、別の病気(大腸憩室炎、卵管・卵巣疾患など)であったということも決して少なくはありません。

盲腸(虫垂炎)の手術

手術は開腹する場合と腹腔鏡でする場合があります。お腹のなかの状況(高度の炎症など)によって、皮膚切開の部位や範囲は異なってきます。虫垂を根元で縛った後に切って虫垂を除去します。ただし虫垂の根元から大腸にかけての炎症が高度な場合には、虫垂を含めて小腸と大腸の一部を切って腸と腸をつなげる(回盲部切除、小腸・結腸吻合)手術が必要になる事があります。虫垂が破れて腹膜炎になっている場合や、膿瘍(膿のたまり)を形成している場合には、手術中におなかの中を生理食塩水でできるだけきれいに洗い、お腹の壁を貫いてチューブを入れておく(腹腔内ドレナージ)ことがあります。

盲腸(虫垂炎)の手術後の過ごし方

術後の経過は虫垂炎の程度によって異なります。比較的炎症が軽い場合には術後翌日から水分を飲み、状態が良ければ食事も開始できます。退院は手術後2~4日で可能です。炎症が高度であったり穿孔して腹膜炎を起こしていた場合には、水分や食事の摂取の開始を少し遅らせます。順調であれば術後1週間から10日で退院可能です。

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