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リウマチ・骨粗鬆症 外来
2018/01/27
  骨粗鬆症(骨粗しょう症)の原因について

「骨粗鬆症(骨粗しょう症)の原因について」紹介します。

骨粗しょう症は、自覚症状が乏しく、「背中が丸くなる」・「身長が縮む」といった症状が徐々に起こるため、『病気』と気が付かないことが多い病気です。

よって、気が付いた時には病状がかなり進行していたということも少なくありません。
骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは、骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。

骨粗しょう症は原因によって大きく2つのタイプ(原発性・続発性)に分けられます。

 

【原発性(げんぱつせい)骨粗しょう症】とは
加齢や閉経、生活習慣などが原因で、病気や薬が原因でないもの。
骨粗しょう症の約90%にあたります。女性に多く認められます。

≪原 因 ≫

◎加齢
骨量は、20歳前後で最大になります。(下図参照)
40代半ばくらいまでは一定の骨量を維持できますが、その後加齢とともに徐々に減り始めます。
加齢による骨量の減少を完全に食い止めることはできませんが、骨量の減少するスピードを遅らせる事は可能です。

◎閉経
女性の骨量は閉経後急激に低下します。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が閉経によって急激に減少するためです。
エストロゲンには、骨にカルシウムを蓄え、骨からカルシウムが溶け出すのを抑える働きがあります。
生理不順や無月経の女性もエストロゲンの分泌量が少なくなります。

 

◎極端なダイエット
極端なダイエットをすると、骨を作る為に必要なカルシウムやビタミンDといった骨を作る栄養素が不足します。また、女性ホルモンのエストロゲンも減少します。
特に思春期の極端なダイエットは、骨形成に大きな悪影響を及ぼし、将来骨粗しょう症になるリスクを高めます。

 

◎遺伝
骨の強さには遺伝的要素も影響するといわれています。近親者に骨折経験がある場合は注意が必要です。ただし、遺伝要素ではなく、同じような生活習慣の影響で骨粗しょう症のリスクが高まっている場合もあるので、自分や家族の生活習慣を見直すことも重要です。

 

◎体型
小柄な人・やせている人は注意が必要です。
小柄な人は骨が小さい為カルシウムの蓄積量が少ない傾向があります。やせていて筋肉の少ない人は、骨を支える力が弱い為に、骨が弱くなってしまいます。

 

◎喫煙
喫煙は胃腸でのカルシウムの減少を阻害し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を抑えるため骨量不足を招きます。また、間接的に骨粗しょう症につながる他の病気のリスクにもなります。

 

◎過度の飲酒
適度な飲酒は問題ありませんが、アルコールを過剰摂取すると胃腸でカルシウムが吸収されにくくなります。さらに、アルコールの利尿作用により、尿と一緒にカルシウムが体外に排泄されてしまいます。

 

◎食生活
偏った食生活は骨粗しょう症のリスクとなります。特に、インスタント食品等に含まれる食塩やリンを過剰に摂取すると、カルシウムなどの栄養素が不足するだけでなく、吸収されにくくなってしまいます。

 

◎運動不足
運動という負荷を体に与えると、体を支えるために骨は強くなります。運動不足で体に負荷を与えないと骨が弱くなり、さらに、筋力やバランス力も衰え、転倒・骨折のリスクが高まります。

以上、原発性骨粗しょう症の原因について紹介しました。

続いて、続発性骨粗しょう症について紹介します。

 

【続発性(ぞくはつせい)骨粗しょう症】とは
特定の病気や、服用している薬が原因となるもの。

≪原 因 ≫

◎生活習慣関連型骨粗しょう症
・糖尿病
骨密度は低下しないが、慢性的な高血糖状態が体内の酸化ストレス※を増加させ、骨質を劣化させ、骨折のリスクを高めるといわれています。

 ※酸化ストレスとは?
  「酸化反応によって引き起こされる生体にとって有害な作用」の事。
金属が錆びる・古い油が茶色になるのも酸化反応です。

・慢性腎臓病
カルシウムの吸収に必要なビタミンDの活性化が弱まり血液中のカルシウムが減るため、それを補おうと骨からカルシウムが溶け出して骨がもろくなります。また、糖尿病と同じく酸化ストレスにより骨質が劣化してしまいます。

・動脈硬化
体内の酸化ストレスが増加すると、動脈硬化が進むと同時に骨質が劣化し、骨がもろくなるといわれています。

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
COPDの発症原因である喫煙は、カルシウムの吸収を悪くし、骨粗しょう症を招きやすくなります。さらに、呼吸困難によって体を動かす機会が減ることや、治療のためにステイロイド薬を服用することが骨に影響を及ぼすといわれています。

◎その他関連する病気
・ステロイド性骨粗しょう症
長期間ステロイドを服用している患者に多く骨粗しょう症が発症しているという報告があります。
*「服用」している場合であり、塗り薬などのステロイドは除きます。

・関節リウマチなどの自己免疫疾患
治療に使われるステロイドの影響により、骨粗しょう症のリスクが高まります。また、関節リウマチでは、病気そのものが骨や軟骨を破壊していきます。

・副甲状腺機能亢進症 

・甲状腺機能亢進症

以上、骨粗しょう症の原因について紹介しました。もし、上記の原因に心当たりがある場合は、生活習慣を改める等、改善できることは少しづつでも改善していきましょう。また、バランスのよい食事や運動により、できるだけ骨量が減るスピードを遅らせましょう。

 まずは、自分の骨の現状を把握することが大切です。

東大阪病院では、超音波骨密度装置による骨量検査を実施しています。

 

 

足のかかとの骨に超音波を通し測定します。

放射線を使用しないため被ばくの心配がなく妊娠中の方でも測定可能です。
測定時間は5分ほどです。痛みは全くありません。
人間ドックや健診にて、オプションとして追加することができます。

 

自分の骨の強さを確認し、
“これから先できるだけ健康に過ごすためには何が必要か”確認しましょう!!

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